【先生がいなくなったら困ります】

これは上原が、
お客様に言われた言葉です。

なぜこんな事を言われたのか…
少し話そうと思います。

このお客様は、当院に来られ
もうかれこれ8年ほどになります。

当初は、慢性腰痛がひどく
初めて来られた時も重度のヘルニアで
自分1人で車の運転ができず、
親の運転でお越しになり、
車から降りて担がれるような形で
お越しになりました。

そこから体のバランスを整え
脳の仕組み、
ビリーフ考え方を変えたり、
体の使い方をレクチャーし、
随分良くなりました。

以前みたいに、動きに制限がかかるような
腰痛はなくなりました。

メンテナンスで去年の暮れに
予約が入っていましたが、
仕事が忙しくてキャンセルになり、
年明けに予約の電話がありました。

お越しになった時は、
何とか自分で車運転してきましたが、
腰痛により体全体が固まり
ロボットのような動きをされていました。

なぜそうなったか聞くと、
スノーボードにいかれたそうです。

なんと腰に違和感があったにもかかわらず
滑っていたそうです。

その後(ビキ)と言う感覚が腰に走り、
その後痛みや違和感が強くなってきて
これはまずいと思いそれ以上滑るのをやめて
何とか帰宅したそうです。

急性腰痛による「筋膜断裂」
一般的に肉離れと呼ばれるものは筋損傷、
筋膜断裂であり、筋断裂とは区別の基準があるが、
しばしば混同される。
(ウィキペディアより)

これは時間が経つと炎症が強くなり
痛みも増してきます。

家に着く同時位から痛みの強度が増し
全体がこわばり動けなくなってきたそうです。

そこで慌ててボディーバランス上原に
電話をよこしていただきましたが
ちょうど定休日だったため対応ができずに、
次の日になるなりました。

痛みで全身が硬直して歩くのも
ままならない状態でした。

そんな状態なのでベッドに
寝ることも大変な状態です。

体がこわばっている、
自分は痛い動けない、
その恐怖感がさらに体を硬直させている。

そんな状態で通常の手技は行えないので、
まずは安心させる、
そこから施術を行はないといけません。

FS整体は立位で調整ができるので
体にかかる負担は最小限ですみます。

施術後…
痛みや違和感も少なくなり
普通に立って歩くことが
できるまでに回復されました。

そこで言われた一言が、

「先生がいなくなったら困ります!」

んっ?

いなくなったらって…

:お客さま

「死んだらこまります」

いやいや勝手に殺さないでください
まだ死にませんよ(笑

でも、お客様は真剣に思っていたそうです。

他所の治療院に行くという選択肢はなく
上原に全信頼を預けてくれている。

苦笑いしながらも、話してくれて
今回腰を痛めた時に真剣に思ったそうです。

私より10歳下の女性ですが、
とりあえず、上原は長生きするつもりですから。。

整体師冥利につきる話しでした。