整体症例:脊柱管狭窄症

70代 女性
福島県から来訪されました。

脊柱管狭窄症と診断。
そこに骨粗しょう症により、
骨がもろくなり圧迫骨折をしてから
腰から脚にまで痛みを伴ってしまい、
歩くにも杖をつかないと歩けない、
立ち座り、寝て起きるなど
当たり前に行う日常的動作にも
痛みによる支障が出ているので
辛いとのことでした。

5〜6年、そんな状態が続き、
病院では、痛み止めの薬を処方されたが、
痛みはとれず、逆に胃が荒れてしまい
今度は胃薬を出され、薬の量が増えたので
今は薬を控えていたそうです。

そして地元の接骨院で、電気治療と
マッサージを受けていたそうですが、
痛みを伴うマッサージが辛く、
症状も改善する兆しもなく、
なんとかならないものかと模索している時に、
上原の著書、「すごい整体」と出会い
当院の事を知られたそうです。

本は以前から知っていたそうですが、
ちゃんと見ていなくて、何気に本を開いて
簡単な動きをやってみたところ、、
あら、不思議!
体が楽に動けることを実感して、
直接、電話をかけてこられました。

とにかく、一度施術を受けたいので、
何日か泊まり込みで行きたいと
おっしゃられていました。

ご本人も、数回の施術を受けただけでは
症状の改善は難しいと理解されていましたが、
なんとか出来ることはないかと相談されたので
「集中講座」の案内をしたところ…
”先生!私いくつになっても元気で
動きまわりたいんです”と言われ、
受講を即決されました。

そして受講日、当日
旦那さんが車を運転して起こしになりました。
車から降りる際、痛みが強かったので
少し時間がかかり脚を引きずって降りてきました。

講座が始まり、ワークをする時などもそうですが
日常的な立ち座りの動作などで、
やはり痛くなる動作をしていました。

その動作や動きを観察していると
すぐに問題点や原因が理解できました。

痛い、痛いといいながら、
背筋を一度ピーンと張ってから動き出していました。

上原
(Aさん、なぜ立つ時に一度ピーンと背筋を伸ばすんですか?)

Aさん
(接骨院の先生に教わって、やっています。
一度ピーンと背筋を伸ばしてから、上半身を骨盤に乗せて
動きなさいと。
痛いけど、良くなると思ってやっています…)

驚きました。。
身体のバランスや骨格の形状や筋肉の状態を
無視しているのです。

その地元の接骨院の先生の治療方針も
考え方もわかりませんが…
セオリー通り、きれいな見た目の良い姿勢。
この今の状態で伸筋させて動かすことのほうが
弊害となるのに、、
これが社会通念上の常識です。
(猫背が悪い、姿勢が悪いから腰痛になるなど…)

そこで、伸筋ではなく屈筋を使えるようにして
胸椎のコントロールと「猫背」の意識を指導しました。

するとどうでしょう

ゆっくりですが、立ち座りが
違和感もなく(流れる自然な動き)が

出来るじゃありませんか。
先程まで、歩くにも痛みを伴い
脚を引きずりながらヨロヨロしていたのに、、
しっかりと地に足がついたかのように
スタスタ歩き出したではありませんか。

(えーーー!脚が出る!痛みが無くしっかり
歩けます!嘘みたい!)
満面の笑みで歩きながら話されました。

私から客観的にみても、別人のように動きが良くなりました。

そこから「治るスイッチ」が入り
一度慣性が動きだすと、
連動してどんどん動き良くなっていきます。

集中講座が終わり、帰る時には、
身体もそうですが、しっかり
「マインドセット」も出来て
(先生、私はもう大丈夫)と、自信に満ち溢れ
笑顔で帰られました。

脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、腰椎分離症など、
腰痛に特化している整体院、「ボディーバランス上原」に
おまかせください。